RHSのブログ

立教大学ハーモニカ・ソサイアティー(RHS)の公式ブログです!

いつもどおり

卒業式が終わりました。
ちょっぴりさみしいけれど、学校の桜はいつもどおり元気にがんばっています。



上下の結びつきがある団体に所属したことがない自分にとっては、先輩を送り出す今回の卒業式は今までで一番印象的なものでした。現役生の中では僕ら1年生と卒業していく4年生は一番接点の薄い学年同士です。でも会う機会が少ない分、たくさん話したり遊んでもらったりしました。それはもう、初めて会ってからまだ1年すら経っていないのが信じられないくらいに。


ハモソの4年生たちはいつもフレンドリーでした。音楽練習室で逢った時だって、OBを含めた大きな集まりの時だって、両手を振って名前を呼んで構ってくれる先輩たちです。自分はそれに対して同じく両手を振って応える、そんな後輩です。傍から見るとなかなかシュールな光景です。


今年の卒業式は学部ごとに分かれて、23(土)・25(月)と変則的なスケジュールで行われました。現役生の他にもOBの方々も駆けつけて、待機時間にはハモソ用の教室で晴れ姿の卒業生との写真撮影を満喫しました。卒業生から「待機時間が長くて暇だったでしょ?」と言われて「そんなことないですよ!」と笑いながらも、この長い待機時間が終わる頃には4年生がハモソから卒業していくということを考えると、もう少しこの時間が続いてくれればいいのに、と思ったりもしたのでした。


卒業式が終わった後、みんなで5年生の先輩(元主将さん)に夕飯をごちそうになりました。そして彼は今年卒業する14名の4年生全員の前でメッセージを贈ったのです。「あなた達は自分にとって初めての後輩です」から始まって、言葉を行ったり来たりさせながら贈っていました。現役時代、ステージ上で「話が長い!」としばしばイジられていた先輩の話を聞く4年生はとっても晴れやかな良い表情でした。


さて、僕自身アルシン1年の肩書きが通るのも残り100時間を切りました。もうすぐ、僕にとっても初めての後輩がやってきます。『自分の後輩』という響きにはあまり実感がありません。「後輩が入ってきたらどんなふうに接するの?」と聞かれれば、「まだ会ったことがないのでわからない」と考えます。でも、この元主将と4年生のやり取りを見ていて漠然と頑張ろうと思ったのです。ずっと先の話だけれど、四年後、晴れやかな顔をした後輩の門出を見届けられる先輩になれるように。


でもそれ以外はいままでどおり、いつもどおりでいたいと思います。


来年度になれば、パーコンだったり、演奏会の合間の時間だったり、懇親演奏会だったり、OBとなった卒業生に会う機会は何度もあります。そのたびにいつもどおりの自分で再会したいと思うわけです。いつもどおり挨拶をして、いつもどおり両手を振って、いつもどおり笑いあう。何気ないことですが、OBとしてハモソの場に戻ってくる4年生を、彼らの現役時代に遊んでもらったいつもどおりのハモソのみんなで迎えられたらこんなに嬉しいことはないと思うのです。一回り大きくなった…けど、いつもどおり、そんな形での再会を楽しみにしながら、ハモソはいよいよ新年度に突入します。




卒業式が終わりました。
ちょっぴりさみしいけれど、立教ハモソだっていつもどおり元気にがんばっていくのです。