RHSのブログ

立教大学ハーモニカ・ソサイアティー(RHS)の公式ブログです!

2014 SPF ―ハモニカ姫と王子のたのしい夫婦生活―

11月も少し過ぎ、秋の足音も聞こえ始めましたね。こんにちは!本日は、先週の11月1〜2日に行われた学祭(通称SPF)での演奏会の模様をお伝えします!この記事のサブタイトルは一切関係ありませんのでご了承ください!


今回の演奏会のテーマは「ハモソ劇場〜ハーモニカ姫と七人の奏者たち〜」でした。サブタイトルからもお分かりいただけるように、童話『白雪姫』がモチーフです。よって、演奏会の構成や室内・室外装飾もそれに沿った形となりました。


内政さんに拍手!とても可愛らしく、特に先輩方に好評でした。


SPFは一年生と二年生のみで運営されるコンサートで、言わば巣立ちの助走のようなものです。普段は幹事学年である三年生が引っ張ってくれるところを、全て二年でやらねばならないというのは想像以上に大変なものでした。この話はまた後ほど少し。

演奏が始まる前に流す恒例のスライドショーも素晴らしいものでした。感動モノでした。
さて、いよいよ演奏会の内容へ!
――ハーモニカ王国の嫉妬深い女王様は魔法の鏡に尋ねました。「鏡よ鏡、この世で一番お洒落なのは誰?」「それは勿論女王様でございます。」「では、一番美しいのは誰?「え、あ、ちょ、それは……女王様は美しくはありません、言うなればファッションモンスターでございます。」


 ♪ファッションモンスター/きゃりーぱみゅぱみゅ
ドラムロールから始まるこの曲は二年生内でも、オープニングにぴったりとの呼び声が高い曲でした。指導音担さん曰く、曲が進むにつれ闇を抜けて次々と扉を開いていくイメージだそうです。偶然だとは思いますが、童話の白雪姫も暗い森に迷い込み逃げていくシーンがありますよね。(もし偶然じゃなかったらファインプレーすぎますね)この曲は、途中にもドラムロールがあり、テンポキープの難しい曲で尚且つ音符が細かいので夏合宿での練習中は必死さ溢れる演奏でした。音担さんに何度も「顔が死んでて怖いよ…」と言われつづけましたね!本番ではお客様の手拍子で、柔らかい表情になれたかな…?


――怒れる女王様に森へと追放されたハモニカ姫は、7種類の楽器を演奏できる小人と出会いフルート・クラリネットビブラフォン・グロッケン、ギター・ベース・ドラムの三種類の紹介曲を演奏して貰いました。(曲はそれぞれ、「大きなのっぽの古時計」「世界中の子供たちが」「森のくまさん」)代わりにハモニカ姫はハーモニカ紹介曲を吹いてあげます。


 ♪ハイホー (ハーモニカアンサンブル)
例年多いハーモニカ主体の曲が聴きたいというお客様のご要望にお応えして今年もやりました、ハーモニカアンサンブル!小人の曲だけあって、本当に可愛くてハーモニカ4パートならではの重層的なハーモニーの楽しめる一曲でした。ハーモニカパートの一員としては、バンド楽器が皆無な分ミスが目立つため緊張しました…。またこの曲では一年生二人が指揮を担当しました。二日目では一男が小人のプリントが入ったTシャツを、しかもお客様に絵柄が見えるよう後ろ前に来ていてプロ意識の高さを感じました。その調子だ。


――それから数か月後。小人と仲良く暮らしているハモニカ姫の様子を知った女王様は激怒します。憤死寸前です。直接手を下しに行くとか言い始めましたよ。
リンゴ売りに化けた女王様は、毒リンゴをハモニカ姫に食べさせ殺害を成功させます。慌てふためき、悲しみに暮れる小人たち…。「こんな夜は姫と一緒に演奏したムーンリパーが思い出されるなあ…。」


 ♪Moon River/Henry Mancini
フルートソロのこの曲は、特に年代が上のお客様にご好評いただきました。実はこれは今年度の新歓でも演奏したのですが、ドラムとアコーディオンをプラスし一味違ったものに仕上がりました。演奏を聴きに来てくださった方はご存じかと思いますが、ソリストの演奏が本当に上手で演奏している側も練習の時から聞き惚れていました。ソリスト曰く、ソロデビューの曲がまた吹けて嬉しいとのことです。私もまた演奏出来て良かったと思います。


――ついに王子(イケボ)が登場します。以前ハモニカ姫の演奏を聴き、一目見たいとやってきましたが彼女既に帰らぬ人…。小人から受け取った形見のハーモニカで「いつか王子様が」を吹くと、なんと姫が目を覚ましました!かくして二人は結ばれ、小人たちはお祝いの曲を演奏することになりました。


 ♪LOVEマシーンモーニング娘。
この曲は一番苦労した曲でした。特にフルクラがとても難しく、一年生の多いフルクラパートにはハードルが高めでした。しかしそこで諦める一年生ではありません。フルートパート二女による特訓(昼練はもちろん、SPF準備日まで)により驚異的な成長を見せてくれました。一年生の中には初心者もいて、本当に大変だったと思いますがこれを糧にこれからも頑張ってほしいです。曲中のWOW WOWは実は講演二日目から振りを付けました。やはり大切なのは盛り上がりだ!ということで手の空いている人は拳を振りかざすことに。かっこいい雰囲気に仕上がったのではないでしょうか。


――こうしてハーモニカ王国には平和が訪れました。皆さんの元にもたくさんのハピネスが訪れますように…。


 ♪Happiness/嵐
最後にお届けしたのはノリノリのこのクロマチツインソロ曲です。1日目の初っ端、イントロのギターがならないハプニングがあったものの非常に楽しく演奏することが出来ました。大サビでは全員で立ってリズムをとりながら演奏し、クラッカーも鳴らしちゃいました。サングラスをかけたり仮装をしたり、ラストに全員でジャンプしたり「これぞハモソ!」といった空気感を存分に演出させて盛り上がりのピークで締めることが出来て良かったです。ソリストBさん(仮名)は本番前日のリハで楽器のバネを、ソリストMさん(仮名)は夏合宿からリードを通算2、3回壊したとか壊してないとか…。



45分程の短いステージでしたが、運営の大変さを実感しまた充実感も体感しました。この本当に短い本番のために、膨大な時間と量の練習があったかと思うと感慨深いです。また、普段はほんわかとしている二年生がしっかりと自分の仕事をこなしている姿を見て、心が引き締まる思いでした。事前に組んだタイムスケジュール通りに進んで、団結を感じました。私たちがSPFに出演することはもうありませんが、来年は今の一年生に頑張ってもらいたいですね。観に行くからね!親心ってこんな感じなんでしょうか。
まだまだ書きたりませんが、そろそろお開きとしましょう。
お越しくださったお客様やOB OGの皆様、役職関係でお世話になった三年生の先輩方、懸命に練習してくれた一年生…今回の演奏に携わったすべての方にお礼申し上げます。



それではお次は、定期演奏会でお会いしましょう!ブログも何やら忙しくなるとか…?次期web担二女 BTK