RHSのブログ

立教大学ハーモニカ・ソサイアティー(RHS)の公式ブログです!

SPF2015 ハモーソンの音楽隊〜奪われた音楽を取り戻せ〜


こんにちは! 次期web担です。 ブログリレーの間に失礼します!

だいぶ間が空いてしまいましたが、今年もこのハモソブログで、先日行われたSPF演奏会の様子を皆様にお伝えします!

さて、今年度のSPF演奏会のテーマは、「ハモーソンの音楽隊 〜奪われた音楽を取り戻せ〜」でした。
今回のテーマは童話、「ブレーメンの音楽隊」をモチーフにしており、『ハモーソン村のとある女の子たちが村の演奏会に参加するために音楽隊を結成するが、どうやら一筋縄ではいかず・・・?』といった内容の劇とともに演奏させていただきました。(詳しくはのちほど)

そして演奏会場はこのような飾りつけとなりました!





とてもかわいらしい、そしてハモソらしい装飾ですね! 内政さん、外政さんのセンスには脱帽です。お疲れさまでした! また三枚目の画像に見えるよう、今年もスクリーンを使ってハモソ紹介スライドを上映し、こちらも大変好評でした。作ってくれたステマネさんありがとう!

さてここからは公演内容に入っていきます! 実際に使われた企画さん渾身の劇のセリフとともにどうぞ!


————ここはとある村、ハモーソン。

「あ〜やっぱりハーモニカを吹くのは楽しいな。でもやっぱり1人だと物足りないんだよね。たくさんの仲間と大きいステージで演奏できたらな……」 「今ハーモニカ吹いてたの君? ねえ良かったら一緒に吹かない? ほらこっち来て!」 「えっ、ちょっと……」


♪メリッサ /ポルノグラフィティ
二人の可愛らしい村人さんのセリフのあとに始まるこの曲は、アップテンポのかっこいい曲で、オープニングにはふさわしいと部員からもお客さんからも好評でした。またメリッサは今年の夏合宿でも音担デビュー曲として一度演奏されており、夏よりもさらにレベルアップした演奏になっていたんじゃないかなと感じました。演奏会二日目には演奏前のスライドショーが流れないというハプニングの後のこの曲でしたが、さすがメリッサ、みんなの不安げな顔を演奏が進むにつれてどんどんと明るくしていってくれました。(音担からしてみれば前から見ててちょっと面白かったです。すみません。いい思い出。)


—――「いきなりでびっくりしたけど、すごい楽しかったよ〜!私はマユミーヌ、よろしく。」
「そっか、まだ自己紹介してなかった。私はマナエッティ。じゃあ私たちの仲間も紹介します!」


 ♪おどるポンポコリン、パート紹介曲今年のハーモニカアンサンブル曲はB.B.クイーンズのおどるポンポコリンでした。ちびまる子ちゃんのオープニングで使われているこの曲は、ポップでかわいく、ハーモニカアンサンブルにはもってこいの曲でした。今年はハーモニカのメンバーが少ないので、他パートからも応援を呼んでの演奏でしたが、四種のハーモニカがそれぞれのよいところを出し合えた演奏になったのではないでしょうか。そして今回も指揮は一年生に振っていただきました。見ていてなんだかほんわかしてしまう、優しい指揮でしたね! 癒された…。
また、ハーモニカ以外のパート紹介曲はそれぞれ、フルクラ:タッチ  鉄琴:とっとこハム太郎  ピアノ、アコ:アンパンマン ベース、ギター、ドラム:ドラゴンボール となっておりました。ちなみに今回は懐かしのアニソン縛りです。


—――その後二人は無事ハモーソンの音楽隊を結成し、演奏会場に到着しました。しかしなにやらあたりが静かすぎると二人は不思議がります。その様子を見ていた村人が…

「あの〜あなたたち、もしかして演奏会に来たんですか?」「はい、そうですけど……」
「その演奏会なら、村長が中止にしましたよ。」「えっ、どうしてですか?」
「さぁ……村長ご本人に聞きに行ってはどうですか? 確か海の近くに住んでるはずです。」「ありがとうございます! よし、演奏会を開いてもらえるよう、村長を説得しに行こう!」


 ♪Departure /佐藤直紀
二人の出発にはふさわしいこの曲は、ドラマ「GOOD LUCK!!」の主題歌としてつかわれていました。ゆったりとしたテンポで曲が進むにつれて段々と盛り上がっていく様子はほかの曲とはまた違ったかっこよさがありました。フルート、クラリネットソロも素晴らしかったですね! 僕はタムを担当していたのですが、勢い余って叩きすぎちゃいました…。
「やべっ」と思って恐る恐る音担さんの顔を見たのですが、笑って許してくださりました。もうほんと頭が上がりません。


—――村長に会った二人は演奏会を中止にした理由を問います。すると村長は…

「わしは元々あの演奏会を許可してはいない。わしは音楽が嫌いなんでな。」
「いや、うち音楽サークルなんでそんなこと言わないでくださいよ……」
「わしは歌が苦手で、こーんな小さな頃から(手でジェスチャー)からかわれてきたんじゃ。音楽が好きなわけないじゃろ。」「しょうがない……ここは力技で説得するしかないか……」
「みんな!海にぴったりのあの曲で行こ〜う!」「お〜!!!」


 波乗りジョニー /サザンオールスターズ
女子なのにサンタのような付けひげをつけられ、個性的な演技で会場を沸かした村長(今年度部長)の登場から、部員全員の元気な「お〜!!!」の掛け声に続いて始まったこの曲は、海の似合うさわやかな曲でした。幅広い年齢層のお客さんに楽しんでもらおうという思いから今回選曲されたのですが、狙いどおり年配のお客さんからの評判が高かったです。この曲はSPF曲の中で唯一現在の1,2年生が演奏したことのない曲で、短い練習期間の中でどれだけ完成度を高められるか不安だったのですが、みなさんの熱心な練習のおかげでなんとかものにすることができたと思います。個人的な見どころは曲中盤でのグロッケンからビブラフォンへの高速楽器替え横スライドです。鉄琴パートは一人しかいないのに、わずか一小節で楽器から楽器へと移動し、何事もなかったかのように演奏を続ける姿にはプロ意識を感じました!とてもかっこよかったです。無茶なアレンジしてごめん…。


—――果たして無事村長を説得できたのでしょうか。おや?村長の様子が…

「(すすり泣き)わしが間違っていた……君たちの演奏は素晴らしかったよ……演奏会は予定どおり行いましょう。」
「村長、楽器なら音痴は関係ないですよ。さあ、村長もこれを吹いてみてください。(楽器を手渡す)」「(楽器を吹く)ムホォ〜! 吹ける、吹けるぞぉ〜!」

ナレーション:村長の音楽嫌いも克服できたようですね。さて、次がハモーソンの音楽隊改め、立教大学ハーモニカ・ソサイアティのお送りする最後の曲となってしまいました。それでは最後にこの曲をお聴きください。いきものがかりの“123〜恋が始まる〜”


 ♪123〜恋がはじまる /いきものがかり
無事村長の説得が終わって、演奏会最後にお届けしたこの曲はクロマチツインソロからなるキラキラとした、優しい雰囲気の曲でした。123も今年の夏合宿音担デビューで演奏した曲で、こちらの曲も以前より何倍もパワーアップした演奏になっていたのではないでしょうか。公演2日目はこれがほんとにほんとの最後の曲だったので、ソロを吹きながらなんだか名残惜しく、寂しい気持ちになったことを覚えています。個人的にこの曲は一番好きな曲だったので、SPF公演をこの曲で終われたことはとてもうれしく、思い出に残る曲となりました。指揮者さんも演奏している部員全員も最高に盛り上がっていたように感じました。


—――ナレーション:こうして、マユミーヌも、マナエッティも、そして音楽嫌いだった村長も、ハモーソンの音楽隊として一緒に音楽を楽しみながら、仲良く暮らしましたとさ。めでたし、めでたし。


このような形で長いようで短かった40分間の演奏会は行われたのでした。今年は去年に比べて部員も少なく、企画段階から様々な苦労がありましたが、各役職の方々が頑張り、協力しあうことで何とか無事に演奏会を成功させることができました。

お越しくださったお客様やOB OGの皆様、役職関係でお世話になった三年生の先輩方、懸命に練習してくれた一年生、今回の演奏に携わったすべての方にお礼申し上げます。

他にもまだまだいろいろなことがあった演奏会でしたが、残りは1,2年生に直接聞いてみてください! それでは次は再来週の定期演奏会でお会いしましょう!!
次期web担 2男OGOG